不動産投資の資産形成はほかの投資とどう違う?
資産形成
投資には色々な種類があります。株式投資やFX(為替)、最近ではビットコインなどの仮想通貨も注目されています。
投資には、それぞれ特徴があり、どの投資を選ぶかはその特徴をつかまなければいけません。今回は、不動産投資はどのような投資か、ほかの投資と比較して解説していきます。
ローリスクでコツコツ積み上げる投資
不動産投資は、リスクが小さくコツコツと積み上げるタイプの資産形成です。そのため、比較的リスクを取らずに、コンスタントに収益を上げたい方には向いている資産形成方法と言えます。
また、不動産投資は物件選びさえ終われば、物件の管理や賃借人とのやり取りは、賃貸管理会社に任せることができます。このように、基本的には物件オーナーが手間をかけずに運用できる点も特徴と言えるでしょう。
大きな収益を一気に上げることは難しいですが、長期的スパンで、ローリスクで投資を始めたい方には非常に良い資産形成の方法です。
リスクが小さく安定している
先ほど不動産投資の特徴をいくつか解説しましたが、最大の特徴は以下の点と言えます。
- リスクが小さい
- 安定して収益がある
不動産投資をするときは、まず上記の特徴を理解しましょう。その上で、ほかの投資と比較し、自分の投資スタイルに合うかを検討することが大切です。
リスクが小さい
リスクとは、資産が減ってしまうリスクのことです。たとえば、株式投資であれば、資産である株は1か月で半分以下になることもあります。しかし、不動産投資は実物資産である不動産が資産なので、1か月で半分以下になることは、ほとんどありません。
長期スパンで考えれば、地価の変動などで資産価値が目減りする可能性はありますが、少なくとも短期間で極端に資産価値が落ちるリスクは小さいです。
コンスタントに収益がある
また、不動産投資は家賃収入がメインなので、基本的には毎月コンスタントに収益があります。もちろん、空室時は家賃収入がありませんが、ある程度収入額が読めるので収支計算がしやすいです。
一方、株式投資やFXはその売買益で収益を上げます。たとえば、安く株を購入して高く売却するなどがメイン収益なので、「いつ」「いくら」収益が上がるか読めません。また、前項のように資産が減るリスクもあります。
そうなると、投資による収支計算がしにくいという、非常に大きなデメリットになります。
不動産投資は小さなリスクでコツコツ
不動産投資は、資産形成の方法とリスクの大きさが、根本的にほかの不動産投資とは異なります。それが、不動産投資の特徴であり、メリットとも言えるのです。
特に、ほかの投資と比較して収支計画が立てやすい点は、大きなメリットと言えるでしょう。なぜなら、投資においての一番のリスクは、儲かるか損するか分からないという点と、どのくらい儲かり損するか分からないという点だからです。
その点を比較的解消できている不動産投資は、ローリスクで行える優良な投資と言えます。
文/中村昌弘